平成ゴジラ
（ビオゴジ・ギドゴジ・バトゴジ・ラドゴジ・モゲゴジ・デスゴジ）
「ゴジラVSビオランテ」('89)〜「ゴジラVSデストロイア」('95)版ゴジラ

	バンダイ(1991)
	「ゴジラVSキングギドラ」バージョンのゴジラ。ビオランテのときは新規造型のソフビは出なかったので、これが大手おもちゃメーカーから出た初の平成ゴジラソフビということになります。これを初めて見た時は、それまでのソフビとは次元の違うリアルなフォルム＆ハードなディテールに感動を覚えたものです。その後もより高い技術で作られた新しいゴジラのソフビがいくつも登場したわけですが、私の中ではいまだにこれはチョッピリ孤高のソフビという印象なのです。

	バンダイ(1991)
	でっかいやつです。その存在感は圧倒的ですが、各部のバランスや形状には結構問題もありです。特に気になるのは、上アゴが分厚いのと、シッポの先が太すぎること、なにより後頭部の３列の背ビレの間が広すぎて、その隙間が妙なムードを漂わせてることでしょうか。などなどの不満点から買ってなかったこのソフビですが、爆破王ナベさんの定年前最後の誕生日にスタッフから贈られた記念品が、これをあしらったものだったので、同じものを持っておきたいというミーハー心から、最近になってヤフー・オークションで手に入れたという次第。

	バンダイ(1992)
	「ゴジラVSモスラ」公開時に、新造型で発売された、通称バトゴジと呼ばれるタイプのゴジラ。前作までのゴジラは虹彩の色が暗くて、それがマニア層には好評だったんですが、視線がわかり辛いのが問題とされたのか、「VSキングギドラ」の写真ポスターでは、キングギドラ共々、後から目が描かれてしまいました。川北監督としてはそれが不満だったようで、だからかどうか、このゴジラからは虹彩が明るくなり、視線がはっきり出るようになりました。なんか目が白黒はっきり分かれてるのは、人間っぽいといって嫌う向きもあるようですが、あれって誤った思い込みですよねえ。私はむしろ哺乳類っぽい目から爬虫類（鳥類）っぽい目になったようで、肯定的なんですけど。

	バンダイ(1995)
	「ゴジラVSデストロイア」に登場した、バーニング・ゴジラと呼ばれる灼熱化したゴジラ（デスゴジ）です。着ぐるみに大量の光源を仕込んだことで、これまでよりボリュームのある体型になったためか、「VSモスラ」から「VSスペースゴジラ」まで、３年間同じ型で発売されていたのを、新造型に改められています。この間の技術の進歩を感じさせる造形ですが、個人的には、ソフビとして（というより、ゴジラとして？）の魅力は、前２作に及ばない気もします。(2002.10.27)

	バンダイ(1996)
	１９９６年、「ゴジラ・フォーエバー」というラインナップが登場しました。平成怪獣のソフビを凝った仕様で再版したもので、私が持ってるのはメカキングギドラだけですが（このゴジラは撮影だけさせてもらったもの）、他にベビーゴジラやファイヤーラドンなども出てました。ゴジラは、バーニングゴジラの型で、全身に金粉をちりばめた「世紀末覇王」、そしてクリアと黒の２重構造でに赤い塗装を施した、この「メルトダウン」の２種類が出ていました。このシリーズはオープンプライスということですが、たしかノーマルのものより５割くらい高かったような気がします。限定版といっても、最近よくある単なるクリア版と違って、ノーマルよりずっと手の込んだものなので、こういうのなら意味がある気がします。(2002.10.27)

	ユニファイブ(1996)
	ソフビ製ですがこれは貯金箱で、全身が一体で成型されています。後頭部にコインを入れるスリットがあり、その部分が円形に外れて電池交換をするようになっています。その下には音を出すための穴が多数あいています。デフォルメなので写真に写ってる範囲で全体の２／３以上です（笑）。かなりよく出来ていて、歯をむき出した表情というのも他に例がなく、ビオゴジの上半身ギニョールの感じがよく出ています。ただ、正面からはいいのですが、横から見ると顎が前後に短く、歯が短いので、ちょっと人間的で気持ち悪いです(^_^;)。歯より歯茎の方が長いしなあ。

	バンダイ(1998)
	かつて「VSモスラ」「VSメカゴジラ」「VSスペースゴジラ」と、（塗装の違いはあれ）通して販売されていたゴジラが、「ゴジラアイランド・シリーズ」として、縮小して再登場した物です。造型のベースになってるのは「VSモスラ」時のスーツ（バトゴジ）ですが、ソフビの背ビレがブルーになっているので、「VSメカゴジラ」（ラドゴジ）、または「VSスペースゴジラ」のモゲゴジと見ることもできます。 (2005.05.27改訂)

	Ｍ１号(1999)
	マーミットとは違って、レトロおもちゃ系のアプローチのＭ１号のソフビ。ゴジラビデオファンクラブ限定のソフビで、ビオランテと一緒に初めてオークションに手を出して入手したのですが、これってホントにビオゴジかなあ？首にジャバラあるぞ(^_^;)。２期カラーはバーニングゴジラを思わせる赤＆黒なので、平成ＶＳシリーズのゴジラ全般のイメージと捉える方がいいのかも。しかしＭ１号のゴジラって、ビオゴジでさえ正面顔を見るとゴメスに改造できちゃいそうですねえ。でも足とか見ると結構リアル。赤い目もビオゴジなら結構イメージかな？

	バンダイ(2001)
	かつてのアイランドサイズで「ムービーモンスターシリーズ」として再版されたバーニングゴジラ。スタンダードサイズが黒い成型色にオレンジの塗装がされていたのに対し、今回はオレンジクリアーの成型色に、黒い部分を塗装で表現するという、なかなかそそられる仕様になっています。こうなると是非やってみたくなるのが「尻尾を外して中から電飾」なんですが、このソフビは尻尾が接着してあるために、残念ながらそのままでは出来ません。あと、尻尾の部分の背ビレが白く塗装されてるのが違和感あります。実際スーツの尻尾部分は電飾されてないのですが、本来発光してるオレンジ部分より明るいのがイカンのでしょうか。背ビレの先端部だけならまだしも、尻尾の上面全体にベターっと塗られてますしねえ。

	バンダイ(2004)
	バンダイミュージアム限定・世紀末覇王ゴジラ。かつての限定版をアイランドサイズで再現したもの。しかしサイズからくるものか、再現度の問題なのか、いまいちマニアの評価はよろしくないようで。 (2005.04.28)

	バンダイ(2004)
	上と同じくバンダイミュージアム限定の、こちらはヒートアップゴジラ。他にメルトダウンゴジラも含めた３種が同時発売になりました。 (2005.04.28)

	バンダイ(2005)
	「ゴジラ５０周年メモリアルボックス」から、平成VSゴジラ。「ムービーモンスターシリーズ」として単品で発売中の物と同じということですが、そちらは持ってないので確認はできてません。上の方にある「アイランド」版とは、型は同じですが塗装が違います。 (2005.05.27)

	バンダイ(2005)
	「ゴジラ５０周年メモリアルボックス」から、こちらはバーニングゴジラ。一見、バンダイミュージアム限定のヒートアップゴジラと同じように見えますが、こちらはクリアオレンジ成形にレッドの塗装、目の塗装もオレンジと、こっちの方が手が込んでる感じです。 (2005.05.27)

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ミニソフビ

	バンダイ(1991)
	キングギドラとセットで売られてたものです。ポーズやディテールの付け方は、スタンダードサイズやビッグサイズと同様です。また、これとキングギドラに、飛行ラドン、 モスラ成虫＆幼虫、ガイガン、メカゴジラ、キングシーサーを加えたものが「ゴジラ怪獣快進撃」というセットとして売られていました。

	バンダイ(1993)
	こちらは「VSモスラ」の時のミニソフビですが、手元にはメカゴジラしかないので、そちらとセットの物を買ったようです。どちらもゴジラ自体は同じもののはずです。でももしかしてモスラとセットの物は足の裏の刻印が「B.1992」となってるのかなあ？新規造型のスタンダードサイズに合わせて、体表のヒダのモールドがギドゴジより大粒になっているため、比べるとディテールが大雑把な印象を与えて損してますねえ。スーツのギミックに合わせて、上を向いたポーズなのは嬉しいところ。

	バンダイ(1998)
	ソフビファンを驚嘆させた逸品。「モスラ大怪獣列伝」という食玩のシリーズの物で、そのフォルムといいディテールといい、とても上の二つと同じサイズとは思えません。このクオリティ＆サイズでいろんな怪獣が出てくれたら、他の全部処分して、場所を取らない至高のコレクションができるのになあ・・・って、やっぱ同じシリーズでも当たり外れあるんですよねえ。このシリーズも他にはレインボーモスラしか買ってないし。(^_^;)

	バンダイ(2005)
	食玩「ミニバトルＧ・ゴジラ超決戦」でついに出た！のビオゴジ。平成ゴジラのソフビは数あれど、ビオゴジを明確にモデルにしたものはほとんどありませんでしたからねえ、特にリアルタイプでは。平成ゴジラにおける初代ゴジラとも言えるスーツだけに、もっと取り上げてほしいと思いますよ（ギドゴジはボリュームからしてキンゴジ、バトゴジはその後のスタンダードという意味でモスゴジ、ってとこかな？）。で、これはもうこの通りばっちりこんのビオゴジです。カップリングはもちろんビオランテ・・・の花獣(^_^;)。 (2006.3.20)

	バンダイ(2005)
	食玩「ミニバトルＧ・ゴジラ超決戦」のバトゴジ。これもいいですね。ちょっとラドゴジっぽくもあるけど、やっぱりバトゴジ。カップリングはこれも当然のバトラ成虫。幼虫でも良かったんだけどね（笑）。 (2006.3.20)

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