バラゴン
「フランケンシュタイン対地底怪獣」('65)「怪獣総進撃」('68)登場

山勝(1983)
 このバラゴンは結構好きな一体です。明らかに出来の良いバンダイのバラゴンより、好き嫌いでいえばこっちの方が好きなのです。まあ当時同時に売られていたゴジラやアンギラスに比べると、その中では出来が良かったという印象を引きずってる部分もあるとは思うのですが、背側に吹かれてる艶消しのスプレーも当時のソフビとしてはリアル指向に思えたものです。山勝のメカニコングにはコンバットジョ−のステテコを履かせてたと書きましたが、こっちには残る上着の方を前後逆にしてチャンチャンコのようにして着せてました。(笑) (2000.08.22)

バンダイ(1992)
 バラゴンです。良く出来てます。だからこそ見る目がシビアになっちゃうんでしょうか、なんか違う気がしちゃって。多分目線が違うんでしょうねえ。また、バラゴンというのは私の世代にとってはソフビやリモコンなど、おもちゃで非常に馴染みのある怪獣なのですが、実は「フラバラ」の映画を初めて観たのは大学生になってからでした。ですから「凶暴な人喰い怪獣」というのは後から得た知識でしかなくて、自分の中のバラゴンの印象はいつまでたっても「どうやらゴジラの仲間の一匹らしい親しみやすい怪獣」というのが根っこのとこで消えないのです。やっぱ怪獣って原体験なんだなあ。(^_^;) (2001.04.17)

バンダイ・ブルマァク復刻(1992)
 バラゴンってのは、子供の頃は非常にポピュラーな印象の怪獣でした。ゴジラと並んでブリキのリモコンが発売されてたり、ソフビも東京タワーを持ったジャイアントまで出てたし。で、私もこのソフビは持ってました。映画の「フラバラ」は見たことなかったのに。いや、見てないからこそ恐い印象を持たずに親しめたのかも知れませんが。なんにせよ、映画よりも商品(おもちゃ)によって認知度の高い怪獣であったとは言えそうです。ただ、このソフビ自体は子供心にも可愛すぎたと言うか、またそのために「似てない」という印象を持っていて、あまり好きではありませんでした。今見ると、良く特徴を捉えた、いい造形だと思うのですが。 (2003.09.23)

マーミット・ビニールパラダイス(1996)
 ビニパラのバラゴンはバージョン違いがありまして、後期の物は口を開いてイカツイ顔をしてるんですが、これは初期のもので、ビニパラの中にあっても浮いちゃうくらいカワイイというか、頭デカイです(笑)。普通は左右の足の裏に「年号&Marmit」「怪獣名&マルC」が書いてあるんですが、これの場合は片足に「年号&Marmit」、もう片方はなんもなし、かわりに後頭部に「怪獣名&マルC」があるという、変則的なものになっています。
おそらくはパゴスやガボラも同様なんじゃないでしょうか?あくまで推測ですが(^_^;)。 (2000.07.20)

マーミット・ビニパラベビー(2002)
 ビニパラベビーのバラゴンです。通常の通販版は立ちポーズでしたが、これはイベント限定の四つ足バージョンです。バラゴンといえば四つ足、ってイメージなんですが、ソフビでは意外と無いので、これは嬉しいです。立ちポーズのものとボディーくらいは共用してるように思われそうですが、完全な新造型です。耳も後ろに倒した状態になっています。別のイベントで色違いもあって、そちらは明るい茶色でグリーンも吹かれてません。目も前方を向いて描かれてます。基本的にはスタンダードな色が好きなんですが、これに関してはこちらの方が重厚でお気に入りです。おまけは油田。言われなきゃわかりませんが。(笑) (2003.01.31)

マーミット・キャンディーケース(2002)
 マーミットが新たなシリーズとして展開しているキャンディーケースのバラゴン。ボディーは腕の他は一体成型で、底に丸い穴が開いていてフタが付いています。後頭部にスリットを開ければ貯金箱にもなりそうですね。なかなか狂暴な顔をしていて、色からするとGMKのバラゴンっぽいんですが、タグの表記によると初代のバラゴンです。 (2003.04.20)

ソフビコレクション2
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