バンダイ・ウルトラ怪獣シリーズ(2001)

ウルトラマン第23話「故郷は地球」登場
棲星怪獣 ジャミラ

 これも印象的な怪獣です。デザインとストーリーの両面で印象に残る怪獣ですね。当時はみんな体育の着替えの時など、体操服の襟を引っ張りあげて頭に被り「ジャミラ〜」とやったもんです。それにしても、人間が水のない惑星で暮らしたら怪獣になったってのは、放射能で動物が怪獣になるってのより、ずっと思いきった話です。テーマ自体は今でも古びることのないもので、洋画で同じようなテーマの映画が今作られたとしてもおかしくないような感じですが、その場合、少なくとも巨大化はさせないでしょうねえ。

 よくできてます。表情もバッチリ、覗き穴まで再現されています。・・・でもなんか、「乾燥してる」っていうジャミラの感じがイマイチ出てません。どっちかというとフヤケたドザエモンのような感じすらします。ガサついた感じや、ささくれ立った感じというのは、少なくとも大量生産で子供が手にすることも考慮したソフビでは難しい部分があるのかもしれないですね。それはともかく、今回写真を撮ってじっくり見てみて、初めてヒゲが生えてることに気付きました。

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