ガメラ3
〜邪神(イリス)覚醒〜

バンダイ(1999)
 だんだん頭身が上がって鋭角的になるという、一般的なカッコよさに近付いていった平成ガメラの最終形態(?)。私ゃガメラにそんなものは求めてないんですが、映画の内容に合わせて求められた結果なので、そういう意味ではこれでいいのでしょう。ソフビとしては、この値段でこれ以上何を求めるべきや、という出来で、造形的には文句のつけようもありません。甲羅のメタリックグリーンと腹のゴールドは、リアルな造型には合わない、と思われる向きもあるでしょうが、子供向けのオモチャとしてのスタンスを明確にしていて、私は結構好きです。このG3ガメラの格好よさはオモチャとしては逆に地味というか、頭が小さくて人形としてはアピールしにくいような気がしますからね。

バンダイ(1999)
 実は平成ガメラのソフビって、ほとんど持ってないんですよねえ。出来はどれも本当にいいと思うんですが。なぜかと考えると、私の中の怪獣ソフビのイメージって、基本的に自分を投影して怪獣ごっこをする対象だってことのようです。それには人間が入ってるっていう、まさに「人形」の部分を求めていて、その点、特にこいつのようにCGだけで表現された怪獣は、リアルさはホントすごいんだけど、大人の鑑賞物になりすぎちゃってる、みたいな・・・。などといいながら、このソフビは、羽のある生き物が好きなウチの子供が買ってくれっていったものなんですけど。(^_^;)

マルサン(1999)
 マルサンも平成ガメラシーズのガメラのソフビを出してました。ちゃんとG1からG3まで3種類出してて、これはG3ガメラ。オークションで他のソフビと一緒だったんでついでに手に入れたような感じなのですが、いざ実物を手にすると、これがまたなかなかいいです。サイズ的には小振り(約14センチ)で、ミドルサイズといってもよさそうですが、レトロタイプでこのくらいの大きさというのは可愛くて案外とハマります。そしてこのソフビは何といっても色がいい感じです。パープルの成型色で、メタリックブルーがほとんどくるみ塗装のように吹いてあるんですが、口の周りなどが地の色を生かしていて、なんともクールな感じです。 (2003.03.21)

ソフビコレクション

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